藤井四段最年少50勝 史上最年少!羽生超え15歳4カ月

 将棋界最多の29連勝を達成した藤井聡太四段(15)は21日、大阪市の関西将棋会館で指された王座戦1次予選で平藤真吾七段(54)を破り、最年少の15歳4カ月で公式戦通算50勝目を挙げた。これまでは羽生善治棋聖(47)の16歳6カ月。

 藤井四段の通算50勝到達はプロ入り後1年1カ月。中学生でプロ入りした中では、最速だった羽生棋聖の1年3カ月を上回るペースとなった。

 昨年12月のデビュー戦で、現役最年長記録を持つ加藤一二三・九段(77)に勝ってから無敗を続け、今年6月に新記録を達成。7月には初黒星を喫したが、その後も順調に白星を重ね、公式戦が節目の50勝6敗(未放送のテレビ棋戦は除く)となった。

 今後、八大タイトル戦の叡王戦では本戦トーナメントに進出しており、1回戦でトップ棋士の深浦康市九段(45)と対戦。最年少プロがどこまで勝ち進むか注目される。

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