平岳大が父・平幹二朗さんの最期を振り返る「大往生じゃないですかね」

 俳優の平岳大(43)が18日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、日本を代表する名優だった父の故平幹二朗さんが亡くなった日のことを詳細に語った。

 幹二朗さんが亡くなったのは昨年10月23日。幹二朗さんは9月4日から10月9日まで舞台「クレシダ」に主演、「9月頃」(岳大)には岳大の双子の妹に子供が誕生し、亡くなる前日の22日、妹宅に家族で集まっていた。

 幹二朗さんが孫の顔を見たのはその日が初めて。岳大は「赤ちゃんを抱いて、ほ乳瓶でミルクをあげたりしていた。家庭的な顔を見せない人だったので、すごいぎこちないんですけど、ミルクあげてる姿が、こういう、人間らしいというか、そういうことにも喜ぶんだなあなんて思ってましたけど」と、おじいちゃんの顔を見せていたことを明かした。

 帰途、幹二朗さんは岳大に「今日、岳よ、行くべきか行かない方がいいのか迷ったんだけど、行って良かった」と語ったという。

 岳大は「家庭的なことに慣れていないというか、たぶんどう立ち居振る舞っていいのかわからなかったんだと思う。だけど、帰り道に『行って良かった』と言ったんですよね」と解釈。

 「僕は送り届けて、ベッドに座らせて『もう飲むなよ』って言ったんですけど。それでお風呂入ってそのまま逝っちゃったんですよ」と亡くなった時の状況を説明し、「せめて(自分の)結婚式ぐらいは見ていけばいいのにと思う。とても父らしい逝き方だなっていう感じはしましたね」としみじみ語った。

 その上で「父ってカーテンコールで、バッて出てきて、もうすっごい勢いで頭下げるんですよ。芝居が終わった後はあんまり余韻を残さない人だったんですよね。僕も、最後はあのカーテンコールのように逝くんじゃないかなとずっと思っていたんですよ。本当にそういうふうになりましたけど」と、俳優としてのあり方をその死にざまに重ね、「大往生じゃないですかね」と結論づけていた。

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