ももち卒業スピーチ要旨【上】つんく♂さんを困らせた、許してにゃん

 芸能界を引退するアイドルの「ももち」こと嗣永桃子が30日、東京・江東区内の野外特設会場でラストライブ「ありがとう おとももち」を行い、約8000人の観衆に別れを告げた。最後のスピーチではこみ上げるものをこらえつつ、「15年間、たくさんの愛を本当にどうもありがとうございました」と思いをはき出した。卒業スピーチの要旨を(上)(下)で届ける。以下は(上)。

 「2002年6月30日。アイドルになって今日でちょうど15年。私、嗣永桃子は本日をもちまして、アイドルを卒業します」

(中略)

 「私をアイドルにしてくださったつんく♂さん。本当にありがとうございます。多分だけど、つんく♂さんにとっては私はとってもやっかいな子だったと思うの。だってさあ、自分をこういう風に見てほしいとか。こういう自分が一番かわいいとか。自分が好きすぎるあまり、こだわりが強すぎて困らせてしまったこともたくさんあったんだろうと思っています。許してにゃん」

 「だけど、こうやって、自分の目指しているアイドル像とか、こうなりたいアイドル像をできて私、達成感に満ちあふれています。こうやって自分を貫くことができたのは、こんな私を許して、受け入れてくれたファンの皆さん。そして、メンバーのみんなの優しさがあったからだと思っています」

 「Berryz工房のメンバーは小さい時から楽しい時も、ちょっと大変だったときも。一緒にすべてを共有してきました。(略)(当時)普通にももち結びで出ていたんですけど、世間からすごく強烈だといわれた私のあのキャラクターが1ミリも浮かない、そんな個性的なグループ、なかなかないと思うんですよ。バラバラだけど一体感があるよねというグループだよねと言ってもらえて本当にうれしかったし、Berryz工房がなかったら今の私はありません。本当にありがとう」

 「Buono!。派生ユニットというのかな。メーンでやっている活動がある中でやっていて、本当にたくさんの人が愛してくれたグループになりました。私はかわいいだけが武器と言われていたんですけど、ロックな曲に巡り会って、今まで自分が全然知らなかった格好いい自分に出会えて、そんな私が好きと言ってくれる人がたくさんいて、すごくうれしかった。(Buono!では)一番年上でリーダーっていうこともあったんですけど、パフォーマンスの面では2人に完全に頼りっぱなしで。特にハモり。メーンがハモにつられるという珍現象知ってますか。あったんですよ実際。(中略)2人はたくさん優しく練習に付き合ってくれて、本当に恵まれた環境だったなと思います。どうもありがとう」

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