海老蔵 麻央さんと「最後の別れ」済ませた 悲しみの中、自らを鼓舞

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(39)が26日、ブログを更新し、22日に34歳で死去した妻の小林麻央さんと「最後の別れ」を済ませたことを明かした。当初から最愛の妻を家族葬で送るとしていた海老蔵は、「さまざまな行事」を終え、長女・麗禾ちゃん(5)、長男・勸玄くん(4)も参列したと報告した。また、この日、麻央さんの姉でフリーアナウンサーの小林麻耶(37)がブログを更新。最愛の妹を失った心境を初めて明かした。

 愛する妻を送り出した。海老蔵は「本日は様々な行事を」というタイトルでブログをアップ。神道の葬儀に当たる「葬場祭の儀」、その後の「火葬祭の儀」などを行ったことをほのめかし、「まおとの最後のお別れでした。子供たちもすべて立会いました」と2人の子供も参列したことを報告した。

 ひつぎには思い出の品であるピンク色のルビーのネックレスを納めた。10年、麻央さんとの披露宴の直前に、自らベトナムに行き採掘したもので、加工してネックレスに仕上げ、披露宴で麻央さんにプレゼントした。海老蔵は「思い出す時、時は戻れない事を 痛く感じています。時は戻らない今を愛とともに」と切ない胸の内を明かした。

 ほかにも、満面の笑みの家族4人のショットや、故市川團十郎さんも含めた親族の写真、自身と勸玄くんの分身でもある「押し隈(くま)」も納めた。「押し隈」は歌舞伎独特の化粧である隈取りを施した顔に布を当てて模様を写し取ったもので、以前から麻央さんが欲しがっていたという。海老蔵は「まおへ」で始まり「愛してる」で締めたメッセージをしたためた。

 麻央さんとの最後の別れを済ませ、一段落ついた形だが「何もない時間が 空虚にかんじる」と心にできた穴は大きい。27日からは勸玄くんが史上最年少での宙乗りに挑戦する「七月大歌舞伎」(7月3~27日、東京・歌舞伎座の稽古が始まる。深い悲しみの中の再始動へ向け「しっかりしろ!海老蔵!」と自らを奮い立たせた。天国の麻央さんを喜ばせるためにも、芸道にまい進する。

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