海老蔵、麻央さん失った喪失感…「こんなにもなにも出来なくなるものなのか」

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が26日、ブログを更新し、妻・小林麻央さんを失った喪失感について「こんなにもなにも出来なくなるものなのか」と記した。

 麻央さんが亡くなったのが22日。海老蔵は夜に更新したブログで「麻央のお母様の気持ち。麻央のお父様の気持ち。麻耶さんの気持ち。そして麗禾と勸玄の気持ち」とし、「とてもとても言葉では言い表せない 悲しさと失望感と空虚さ こころのキズは途方もないとかんじる」と家族の心情に思いをはせた。

 次に海老蔵は「愛するお母さんとはなれ 愛する父とわかれ 最愛の姉とも会えなくなり そして 可愛くて可愛くてしかたない子供達と共に生きられず 子供達の成長も、海老蔵の今も将来も見れず、友達ともお茶もいけず、旅行もランチもディナーも全て何もできない 肉体を失った麻央の事を思うと」と麻央さんの心情にも思いをはせた。

 海老蔵は「もはや なにも手につかない私が、人ってこんなになるのか、こんなにもなにも出来なくなるものなのか、こんなにもなにも、」と愛する人を失った喪失感の深さを言葉に表した。

 「舞台がある時は、これだけは気丈に務めねばと気持ちもやはり、お客様もいて仲間もいる。すこし寂しさから離脱できていたのだな、今日はなにもない」と25日までは舞台があって気が幾ばくかでも紛れていたものの、舞台がないと麻央さんのことばかり考えてしまうことをほのめかした。

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