歌手の菅原洋一（８３）が１２日、デイリースポーツの取材に応じ、同日、肺炎のため８３歳で死去した歌手のペギー葉山さんを悼んだ。

　この日の昼過ぎに、ペギーさんの自宅のお手伝いさんから訃報を受けたという菅原は「戦友を亡くしたという感じですね…」としみじみ。同い年で、約５０年の付き合いがあるという間柄。「よく電話でやり取りしてたんですが、『８３歳で、現役でやってるのは２人だけだから、頑張ろうね』って言われたんですよ」と、急逝に驚きを隠せなかった。

　生前のペギーさんについては「太陽のように明るく、暖かい方で、そばにいるとホッとした。彼女はジャズで、僕はタンゴでこの業界に入ったので、話が合う部分もあったと思います」と述懐。「またコンサートでご一緒する話もあったし、元気をもらおうと、電話しようと思っていたところだったんです」と明かした。

　大切な友を失った思いを「お互い、どちらかが先に亡くなったら弔辞を読もうねと言っていたのが、本当になってしまった。寂しいですね…」と言葉を絞り出した菅原。ペギーさんに向けて「早いじゃない。僕の方が先のはずじゃない。急に逝かないでよ！という気持ちですね」と悲しみをあらわにした。