X JAPAN 英米殿堂W制覇、ウェンブリー初公演 MSG公演に続いた

 ファンと一緒に「Xポーズ」を決める(左から)SUGIZO、ToshI、YOSHIKI、PATA、HEATH=英・ロンドン
 念願だったウェンブリー公演を実現させたYOSHIKI
イベント会場を後にするYOSHIKIに殺到するファン=英・ロンドン
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 ロックバンド・X JAPANが4日(日本時間5日)、英・ロンドンのウェンブリー・アリーナで、ライブを行った。2014年10月の米・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン公演と合わせ、英米の“ロックの殿堂”を日本人として初めてダブル制覇。リーダーのYOSHIKI(年齢非公表)は歴史的ステージにも、「まだ達成感はないです。僕らは進行形にこだわっているので」と浮かれず、前を見すえた。

 ビートルズ、クイーン、デヴィッド・ボウイといった、レジェンドたちが実現させてきた英米殿堂のダブル制覇。ロックの礎が築かれた両国を股に掛けた偉業に、YOSHIKIがミュージシャンとしての矜恃(きょうじ)を示した。3時間で20曲を披露したステージのクライマックスで、「Keep on Rocking!!(ロックを続けます)」と、現地ファンで埋まった客席の1万2000人に宣言した。

 先月26日にロンドン入りしたYOSHIKI。現地のスタジオで使ったピアノは偶然にもクイーンのフレディ・マーキュリーが愛用していたものだった。そんな縁に導かれ、この日は少年時代から影響を受けているという英出身2組、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、デヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」をピアノで披露した。

 ウェンブリー公演ではリベンジも達成した。当初は昨年3月に行う予定だったが、ギター・PATA(51)の体調不良により延期。そのため、同会場の日本人初公演の“称号”は同年4月のBABYMETALに譲ったが、ボーカル・Toshl(51)は「ついにウェンブリーにいます。この瞬間をずっと待ってました」と高揚感を抑えきれなかった。

 メンバーはトークをすべて英語でこなすも、英語歌詞バージョンもある「紅」、「Rusty Nail」はオリジナルの日本語で歌唱した。「日本のバンドを強調したかったから、あえて日本語にしました」と思いを込めたYOSHIKI。これからも「JAPAN」の名を背負って、海外での勝負を続けていく。

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