北島三郎 年内解散のSMAPにラスト舞台に紅白歌合戦勧める

 歌手・北島三郎(79)が14日、故郷の北海道・知内町で行われた野外「サマーカーニバル」に出演。開演前に取材に応じ、年内いっぱいでの解散を発表したSMAPに「最後を飾るのは、紅白がすばらしいと思う」と、ラスト舞台に紅白歌合戦を勧めた。

 自身も2013年に出場50回で紅白を卒業。年末を飾る華やかなステージは、区切りをつけるのにふさわしい場と、身をもって経験している。それだけに「歌の先輩として、最後はSMAPをみんなで盛り上げてあげたらいいと思う。ごちゃごちゃもめたままで“解散します”では、後腐れ悪くてしょうがない。良い形で、それぞれの人生を出発するのがいいかなと思う」と“引き際の美学”の必要性を説いた。

 ジャンルは違えどSMAPとは長い付き合いがある。08年の紅白では巨大船で北島が「北の漁場」を歌うバックでSMAPが大漁旗を振った。13年には「究極の大トリ」を務めた北島の前に大トリとしてSMAPが歌唱するなど、一緒にステージを盛り上げてきた。3月12日のNHKの震災復興コンサートでも共演している。

 「オレの紅白を盛り上げてくれてありがとう!」と感謝し、「5人でSMAP。でも1人ずつになってもSMAPはSMAP。個々になっていろんな気遣い、風当たりも強いと思う。負けずに頑張ってほしい。でもみんな達者。大丈夫だと思う」とエールを送った。

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