Perfume 錦織に続けNYで勝負

 女性3人組ユニット・Perfumeが、ニューヨークを拠点とするエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)の老舗レーベルから全米デビューすることが8日、分かった。

 すでにアジア、欧州へ進出している3人は、満を持しての“世界制覇”。昨年10月に発売したアルバム「LEVEL3」をベースに米国向け新リミックス曲を収録し、10月末に全米のCDショップへデビュー盤を届ける。

 男子テニスの錦織圭(24)が金字塔を打ち立てたニューヨークで、今度はPerfumeが勝負をかける。

 所属する「アストラルワークス」は、EDMの先駆的老舗レーベル。米国ではEDMが一大ジャンルとなっており、市場規模は1・5兆円とも言われる“激戦区”だ。

 白羽の矢を立てた同社のジェネラル・マネジャー、グレン・メンドリンガー氏は「これまでも米以外からユニークで才能あるアーティストを発掘してきました。日本のスターと一緒に仕事ができることを楽しみにしています」と成功に自信を見せている。

 デビューCDは、最新アルバム「LEVEL3」に、シングル曲「Spending all my time」の米国向けリミックスを追加収録したものになる。目玉となる新リミックスを手がけるのが、ベルギー人兄弟によるDJデュオ「ディミトリ・ヴェガス&ライク・マイク」。13年に専門誌の「世界のDJランキング」で前年の32位から6位に躍進を遂げた新鋭だ。

 プロデューサーの中田ヤスタカ氏(34)以外がリミックスするのは初めて。あ~ちゃん(25)は「最初は抵抗がありましたが、聴いてみたら超かっこいい!」と大興奮し、かしゆか(25)も「世界中のたくさんの人に届くといいな」と意気込んだ。日本のテクノガールたちが全米中を踊らせまくる。

 Perfumeは、2012年2月に本格的な海外進出を目指し、外資系レコード会社のユニバーサルミュージックに移籍。同年12月には台湾、香港、韓国、シンガポールを巡る初の海外ツアーを行い、アジア圏でCDを発売した。

 13年には独ケルン、英ロンドン、仏パリと欧州3都市をツアーし、欧州でもCDデビュー。1年ごとにフィールドを広げ、今年は、10月31日から初進出の米国を含む全世界ツアーが決定済み。10月31日の台湾を皮切りに、シンガポール、米ロサンゼルス、英ロンドン、米ニューヨークでライブを開催する。

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