小保方氏に笹井氏の遺書まだ届かず

 理化学研究所・小保方晴子氏(30)の代理人を務める三木秀夫弁護士が6日朝、大阪市内で取材に応じ、5日に、小保方氏の指導役でSTAP細胞論文の共同執筆者だった笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)が自殺した件に関して、当面、小保方氏側からのコメントなどを控える意向を示した。

 三木弁護士は、小保方氏が精神的に大きなショックを受けていることなどに配慮し「さまざまな状況を踏まえ、コメントなども控えさせていただきたく、ご理解ください」と話した。笹井氏の訃報から一夜明けた小保方氏の様子については、体調の急変や入院などはないとしたうえで「詳細は控えたい」とした。

 また、笹井氏が小保方氏に宛てた「あなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してください」と記したとされる遺書に関しては、「まだ、今朝時点でも彼女本人に届いてないと理解している。いま警察に保管されていると認識しています」とした。

 三木弁護士の事務所には、前日から数十通、小保方氏に向けた激励のメールなどが届いているという。「小保方さんが精神的にショックを受けていることを心配する内容」が多いという。

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