尼崎死体遺棄事件、6人殺害?

 尼崎市の住宅から3遺体が見つかった事件で、住人の関係者が、県警に「6人が殺害された」「殺害された人たちは兵庫のほか香川、岡山にも捨てられた」と証言していたことが16日、分かった。香川、岡山両県の遺棄現場を特定の上、捜索する。

 昨年11月、尼崎市の貸倉庫でドラム缶からコンクリート詰めの女性遺体が見つかった事件で、傷害致死罪などで起訴された角田美代子被告(64)の周辺では20~80代の男女7人が行方不明。うち4人は、住宅に住んでいた女性(87)と次女、孫で美代子被告の義理の娘に当たる角田瑠衣被告(27)=窃盗罪で起訴=の姉(29)、高松市に住んでいた瑠衣被告の60代の伯父。美代子被告の関係者が「1人はコンクリート詰めにして岡山の海に捨てた」と証言しているという。

 見つかった3遺体のうち2人は瑠衣被告の姉と伯父とみられる。16日の司法解剖では3人目の遺体は60代の男性とみられ、死因は不明だった。

 また、行方不明の1人とみられていた女性の次男は病死と判明。県警が遺棄現場の住人の関係者から「親族間の争いで自殺に追い込まれた人がいる」とする証言を得ていることも分かった。また、瑠衣被告は以前、高松市で父母、姉と生活。03年ごろ、美代子被告とみられる女らが、瑠衣被告の親族に金をせびるなどした疑いがあるという。

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