市原悦子「すてきな女優さんでした」

 9日に多臓器不全のため亡くなった女優・山田五十鈴(やまだ・いすず、本名美津=みつ)さん(享年95)の通夜が11日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。山田さんを“第2の母”と慕う俳優の市村正親(63)、高嶋政伸(45)ら約600人が参列し、故人との別れを惜しんだ。

 2月1日にS状結腸よう瘍を患って入院した女優・市原悦子(76)が11日、都内で開かれた「橋田賞授賞式」に出席し、同上旬の退院後、初めて公の場に姿を見せた。

 退院後は自宅静養をしていた市原は、元気いっぱいに登壇。長年にわたるテレビドラマ界への貢献に対して橋田賞特別賞を贈られ、「長く役者を続けてきたことに対して、慰労と励ましをいただいた」と感謝。また、大先輩である山田五十鈴さんの訃報には「賞をいただいたことと先輩に思いを巡らすことは通ずるものがある。お世話になった、すてきな女優さんでした」としみじみと振り返っていた。

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