石川遼 復調チャンス 相性バツグン大会で3位タイ浮上 「100点満点のホールもあった」攻め方自賛

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第2日」(19日、札幌GC輪厚=パー72)

 13位から出た石川遼(34)=CASIO=が5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算8アンダーで3位に浮上した。昨年の賞金王で米ツアーを主戦場とする金谷拓実が65と伸ばし、通算11アンダーで首位に立った。66の大槻智春が1打差の2位。66のジャスティン・デロスサントス(フィリピン)が石川と並んで3位につけた。

 石川が納得の表情を見せた。通算20勝の千両役者が、13位から首位と3打差の3位へ躍進した。5バーディー、ボギーなし。フェアウエーキープ率は100%。内容も伴い「自分の打ちたいショットが打てた。100点満点のホールもあったし、いい攻め方ができた」と自賛した。

 多くの観客が見守る中、ほぼ確実にグリーンを捉えた。結果的にパーとなったものの、好調を実感したのはパー3の2ホールだったという。8番(230ヤード)は2メートル半、11番(233ヤード)は3メートル半と、いずれも4番ユーティリティーでティーショットをピンそばにつけた。難しいラインだったためバーディーは逃したが「(調子が)良くなっている証拠」と自信を膨らませ、気持ちが乗った。

 今大会は過去13度出場し、2015年には通算16アンダーで優勝している。1桁順位は5度と相性もいい。22年は最終日に65をマークして、大槻智春とのプレーオフにもつれ込んだ。今年のベストは2週前のロピアフジサンケイ・クラシックの10位止まりだっただけに、今回はスランプ状態を抜け出す絶好機でもある。

 17日に34歳の誕生日を迎えたばかり。「自分の弾道を駆使してしっかりできている。すごく楽しみ」。勝負の後半戦をにらみ、自身を勝利で祝う。

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