石川遼 首位発進!大満足「120点」「センチずれたらいけない」という緻密なゴルフを追求「やってきたことができた」

 「男子ゴルフ・ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント・第1日」(21日、ブルックスCC=パー72)

 賞金総額が今季国内最高となる2億1300万円の新規大会が開幕し、ツアー通算20勝の石川遼(33)=CASIO=が8バーディー、ボギーなしの64をマークし、首位に立った。23歳で未勝利の田中章太郎もトップ。古川龍之介、篠優希、藤本佳則が1打差の3位につけた。今季国内初戦の金谷拓実は、13歳のアマチュア・福井誠ノ介(愛知・春木中)とともに68で27位。

 首位発進に、石川の舌はいつもにも増して滑らかだった。「120点。これ以上のスコアはなかなか望めない」。ボギーなしの8バーディーに満点以上の点数をつけた。今季9戦目。まだベスト10入りがない33歳は、鬱憤(うっぷん)を晴らすような会心のゴルフでトップに並んだ。

 インから出て、パー5の11番で2オンから楽々バーディーを奪った。12番は3番ユーティリティーでの第1打を左に曲げたものの、川に入るぎりぎりの場所からスコアを伸ばした。高いドローボールのドライバーが安定。17番(パー5)で、再び2オンからバーディーを奪うなどショットがさえた。

 開幕からいまひとつ波に乗れない。理由はアイアンショットの距離感で、ショットの改造を終え「マクロは順調。ミクロを詰めている」と分析する。「当て感」という自らの造語を用いて打点が芯から「センチずれたらいけない」という緻密なゴルフを追求。パー3の5番は、ピンまでわずか50センチにつけ「やってきたことができた」と自賛した。

 狙うは、ツアー通算20勝目を挙げた昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来となる優勝だ。初日首位は、開幕戦の東建ホームメイト・カップ以来で通算11度目。優勝したのは10度のうち5度を誇る。勝率5割の実力者が、突っ走りそうな勢いを見せつけた。

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