西郷、ド~ンと猛チャージ! 惜しかった~3位 9差15位から一時トップに!

 最終ラウンド、ホールアウトし同組の選手(左)と健闘をたたえ合う西郷真央(共同)
 ティーショット放つ西郷(共同)
2枚

 「米女子ゴルフ・エビアン選手権・最終日」(24日、エビアンリゾートGC=パー71)

 首位と9打差の15位で出た西郷真央(20)=島津製作所=は9バーディー、2ボギーの64をマークし、通算15アンダーで首位と2打差の3位に入った。ブルック・ヘンダーソン(カナダ)が通算17アンダーで優勝。畑岡奈紗と西村優菜は66で回り、通算11アンダーで15位。68の古江彩佳は通算10アンダーで19位だった。

 西郷が猛チャージをかけた。首位と9打差からスタートし、3番でバーディーを奪うと、続く4番、6番、9番でバーディー。前半だけで四つスコアを伸ばして折り返した。

 10番でこの日初めてボギーをたたいたものの、勢いに乗った20歳は崩れない。11番、12番で連続バーディー。13番を再びボギーとしても、14番、15番でバーディー。最終18番のパー5も2オンに成功し、きっちりバーディーフィニッシュ。通算15アンダーとし、この時点でトップに並んだ。ホールアウト後はプレーオフに備えてパターを練習。結果的に3位に終わったが、世界で通用する力を十分に見せつけた。

 第3ラウンドから調子を上げてきた。ボギーなしで六つ伸ばし、日本勢最上位に浮上。15位につけ「ショットでチャンスにつけて、それを決め切れたのは自信につながる」と振り返っていた。

 実は第2ラウンドのプレー中に、コース攻略の詳細を書き込んだノートをなくし「夜に2、3時間かけて一から書き直した」という。それでも第3日の好スコアにつなげ「大変だったけど、書いてよかった」と素直に喜んでいた日本のホープ。

 「決勝ラウンドの2日ともいいプレーができたと思う。もう少しだったというのもありますけど楽しんでプレーできた」。今季国内ツアー5勝の実力を、海外メジャーでも存分に見せつけた。

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