星野陸也が4差圧勝V 五輪代表見えた!金谷を抜き賞金ランクトップに

 「男子ゴルフ・ダイヤモンド・カップ・最終日」(16日、相模原GC=パー72)

 星野陸也(25)=フリー=が途中から独走態勢に入り、3週前の関西オープンに続く今季3勝目、通算5勝目を挙げた。2打差の首位からスタート。69と伸ばして通算13アンダーとし、2位に4打差をつけた。優勝賞金2000万円を加え、金谷拓実(22)を抜き賞金ランク争いでもトップに。既に参戦が決まっている次週の全米プロ選手権に続き、7月の全英オープンの出場権も獲得。東京五輪代表の座も見えてきた。

 星野は雨と風で多くの選手が乱れる中、ハーフターン時で2位に6打差をつけた。「今週は優勝すると決めていた。18番のパットを決めてめちゃくちゃやり切った感があった」。ずっと練習している低い球が威力を発揮。特に200ヤード以上ある上に強い逆風だった2番パー3を、3番アイアンで2メートルにつけたシーンを勝因に挙げた。

 世界につながる優勝だ。誕生日前日の11日、全米プロ選手権の招待状が来た。世界ランクは前週時点の100位から70位前後に上がりそう。60位以内に入れば6月の全米オープンにも出場できる。今回の優勝で得た全英オープンを含め、3つのメジャーが近づいた。

 意識するのは金谷だ。「彼が中学3年のとき、アマチュアの試合で初めて一緒になった。年下なのにすごいと思った」。金谷は、星野が2021年の2大目標にしている東京五輪出場と賞金王の前に立ちはだかる。星野は最新世界ランクで金谷を逆転する可能性があり、日本勢2番手になれば6月21日時点のランキングで各国上位2人の五輪代表になれる。

 全米プロ選手権には金谷も参戦が決まり、その後のメジャー戦出場も目指している。「まずは全米プロ。スマホでコースの情報を見ただけだけど、海が近い。低い球を磨き上げて闘いたい」。25歳最初の試合を自ら祝った星野は17日に渡米する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス