金谷拓実が国内開幕戦V!賞金ランク首位浮上 松山からエール「オリンピック一緒に」

 「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・最終日」(18日、東建多度CC名古屋=パー71)

 単独首位から出たルーキーの金谷拓実(22)=フリー=が3バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダーで逃げ切り、ツアー3勝目を飾った。2020年11月のダンロップ・フェニックス以来、今季2勝目で賞金ランキング首位に浮上した。第3日が新型コロナウイルスの影響で中止となった今大会は54ホールに短縮され、加算される優勝賞金は75%の1950万円。アマチュアの中島啓太(20)=日体大3年=は1打及ばず2位だった。

 有言実行の勝利だ。追いかけてくるライバルに一度も並ばれることなく、逃げ切った。今年の国内初戦を制した金谷は「開幕戦から優勝を目指してプレーしていたので、こうして結果に結び付いて本当にうれしいです」と頬を緩めた。

 最大瞬間風速13・1メートルの強風が勝負を分けた。17番パー5、先に打った2打差の木下、1打差の中島がともに右の池に入れた。「2人ともいいショットだったが、風が思った方向と違っていた」と冷静に判断。左からのフォローを読み、ドライバーを振り抜いた金谷のティーショットはきっちりフェアウエーを捉えた。1・5メートルのバーディーパットを決めると右拳を握り締めた。事実上のウイニングパットだった。

 予選ラウンドをトップで通過した16日、金谷の方から松山英樹に電話で連絡した。マスターズ優勝を決めた直後にLINEでのやり取りはあったが、感動があまりにも大きかった分、文字ではなく、どうしても自分の声で「おめでとうございます」と伝えたかった。

 その際の会話の中で松山から「(東京)オリンピックに一緒に出ようぜ」とエールを送られた。出場資格を得るには、世界ランキングを現在の日本勢3番手から松山に次ぐ位置まで上げる必要がある。憧れの先輩との日の丸タッグ実現へ弾みをつける1勝となった。

 20年との統合シーズンの賞金ランキングは3位からトップに躍り出た。松山もルーキーイヤーの13年に賞金王になっている。「自分も今年、いいプレーをして取れたらいい」。五輪出場のための世界ランキング上昇は、賞金王にもつながっていく。

 周囲からの「ポスト松山」の期待は大きい。何かと比較される立場にあるが「うれしい気持ちもあるが、まだ申し訳ない気持ちもある」と恐縮する。「もっともっと頑張って、いいプレーヤーになりたい」とさらなる精進を誓う。

 「来週からも試合は続く。どの試合も勝つつもりで、東京五輪の代表にも選ばれたいので、そのためにもたくさん優勝したい」。公言する目標の達成へ、黄金ルーキーは強い気持ちで勝利を積み重ねていく。

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