石川遼 いきなりグローブ紛失「ぶっちゃけ緊張感」それでも首位と2差5位発進

 「男子ゴルフ・ゴルフパートナー・エキシビジョントーナメント・第1日」(9日、取手国際GC=パー70)

 ゴルフパートナーと日本ゴルフツアー機構(JGTO)が共催する賞金ランキング加算対象外の非公式大会で男子ツアーが“国内開幕”した。注目の石川遼(28)=CASIO=は7バーディー、1ボギーの6アンダー64で5位発進。堀川未来夢が9バーディー、1ボギーの8アンダー62を出してトップに立った。

 ようやく戦いの舞台に立てた。石川が水を得た魚のように生き生きとプレーした。待ちに待った今季国内“開幕戦”。いきなり7個のバーディーを量産し「今日はバーディーを4個以上取って、1ボギーで上がるのが目標だったので、それが試合でできてうれしいですね」と感慨深そうに振り返った。

 今大会は本来はプロアマ形式のトーナメントとして開催予定だったがコロナ禍で中止になり、主催者の意向で2日間のエキシビションマッチとなった。昨年まで選手会長を務めた石川は「公式戦ではないですけど、スコアで競って賞金があるということで十分、試合感覚があった。その中で久々にやれたので非常にありがたいです」と感謝した。

 久々の実戦で珍しく戸惑いも見せた。スタート直前にロッカーで着替えをした際にグローブを紛失。スタートホールのティーイングエリアであわてるしぐさがあった。「グローブがどこかへいっちゃって…。試合感が失われた部分はありました。ぶっちゃけかなり緊張感がありましたね」と打ち明けた。

 それでもいったんコースに立てば、自分のゴルフを展開した。2番パー3で第1打を5メートルにつけて初バーディーを奪うと、飛距離を生かして9、10番のパー5でスコアを伸ばした。最終18番は右手前3・5メートルを沈めて、きっちりバーディーフィニッシュを決めた。

 首位に2打差の5位は追いかけるには絶好の位置。「ここ数カ月自分がやってきたこと、このコースに対する攻め方が、少しではありますけど、試合で試すことができた。明日もあるので、まずは思い切ってベストなプレーしていきたい」。試合ができる喜びをかみしめながら“開幕戦V”を見据えた。

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