大西翔太コーチの自宅でできるゴルフ練習法「アプローチ(下)」片手打ちで型極める

 ゴルフボールを持つ大西翔太コーチ
3枚

 デイリースポーツゴルフ企画面「ゴルスペ」(隔週木曜掲載)でゴルフコラム「女子プロここがすごい!」を執筆しているプロコーチの大西翔太です。新たな連載として「自宅でできるゴルフ練習法」を担当することになりました。1日1つずつ練習法を紹介していきます。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛を求められている今こそ、この環境をプラスにとらえて、自宅でできる練習にチャレンジしてみましょう。ライバルに差をつけられること間違いなしですよ!

 ◇  ◇

 今回は「部屋の中でもアプローチしちゃおう!」の後編です。少し上級者向けの内容になっていますが、ぜひチャレンジしてください。

 前編は卓球のボールを使いましたが、後編は本物のゴルフボールを打っていきます。部屋の床に衝撃吸収用の布団や座布団を数枚つなげて敷き、その上に目標として丸めたタオルを数枚距離を分けて置いてください。部屋が狭くてスペースが確保できない場合は、カベに座布団を立てかけ、その手前にはね返ったボールをキャッチする段ボール箱などをセットしてください。ボールを打つ場所はじゅうたんならそのままでいいですし、前編でお勧めした玄関マットを敷くのもOK。これで準備は完了です。

 この練習の目的はアプローチの形を極めることです。なので、ボールは片手で打ってください。練習割合は右手と左手同じくらい。両手だと出力が大きいのでごまかしが利いてしまいますが、片手だと力がないので、左右の手がその機能を正しく発揮できる形、効率のいい形で動かないとうまく打てません。

 原理は小さな子供が重いクラブを持ってスイングする場合に効率のいい動きをしないと上げられないというのと一緒で、片手だと効率のいい動きでないと打てないし、逆に言えば効率の悪い動きはできないわけです。力任せにできない状態ですから、クラブに対してここに上げれば一番効率がいいという“レール”も自然とできてきます。

 左右の手が効率のいい動きをするための注意点です。私の場合ですが、右手はグリップした時にできる「く」の字形になる甲の角度をスイング中変えないようにしています。左手は甲が上を向くので、この形を変えないようにします。インパクトで澄んだ音が出てロフト通りの高さで飛んでいけば、正しい打ち方ができたことになります。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス