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【綾子の視線】今こそカメになれ

 デイリースポーツ評論家の岡本綾子氏が、選手の心理や技術を、独自の視線でつづります。

 ◇  ◇

 世界を覆うコロナの感染拡大は、平凡な私には想像を絶する出来事です。何も言葉が出てきません。

 私も外出するときはなるべく何も触らないようにして、エレベーターのボタンを押すのに指を使わないようにしたり、消毒液が設置されていれば必ず利用したりと、とても神経質になっています。

 先日、スーパーで買い物をしていたら、マスクをせずに大きなくしゃみをするおじさんがいたので、思わず「何を考えてるの」って声を出してしまいました。うっかりなんでしょうけど、そのうっかりがコロナウイルスをまん延させてしまうかもしれない。今後どうなっていくのか、本当に怖い。私たち一般人にウイルスを死滅させる手だてはありません。自分たちの感染を防ぐことしかできませんから、細心の注意を持って行動していきたいと思います。

 世界中であらゆるスポーツイベントが中止になっています。やはりテレビのスポーツ中継がないのは寂しい。見られなくなって改めてライブ中継の面白さを感じています。

 女子ツアーも開幕から8週連続で中止となりました。自分たちの職種は、トーナメントがないからといってアルバイトをするわけにもいきません。ただ、トーナメントは選手だけでは開催できない。関係者やスタッフなど数百人~1000人前後の人が動きます。多くの人の手を借りないと開催できませんから、中止は仕方がないし、こればかりはどうしようもありません。それだけ大変なことが起きているわけですから。でも悔しい思いもあります。

 選手たちには、何とか練習できる環境を探して、今こそひたすら練習してもらいたい。いつトーナメントが開幕してもいいように、背中から、前から、左右から押されてもびくとも動かないぐらいの練習をしていかないといけない。私たちの仕事は地道にコツコツやっていくこと。うさぎとカメではありませんが、追い抜くのは「今」です。クラブを振れる幸せを感じつつ、来る日に備えてもらいたい。

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