大西翔太コーチの自宅でできるゴルフ練習法「脳と体をシンクロさせよう(上)」

 目を閉じて「足を9時の位置に」
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 デイリースポーツゴルフ企画面「ゴルスペ」(隔週木曜掲載)でゴルフコラム「女子プロここがすごい!」を執筆しているプロコーチの大西翔太です。新たな連載として「自宅でできるゴルフ練習法」を担当することになりました。1日1つずつ練習法を紹介していきます。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛を求められている今こそ、この環境をプラスにとらえて、自宅でできる練習にチャレンジしてみましょう。ライバルに差をつけられること間違いなしですよ!

 ◇  ◇

 今回から「脳と体をシンクロさせよう!」ということで、2回に分けて「在宅脳トレ法」をお話しします。今回はその前編です。

 まず“ゴルフあるある話”です。「あの人運動神経はあまりよくないのにゴルフはうまいね」とか、逆に「あの人運動神経はいいのにゴルフだけは下手だね」-なんて話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 なぜこういうことが起こるのかというと、ゴルフは止まっているボールを打つので、高度な反射神経や瞬発力は必要ありません。野球やサッカー、テニスは動くボールに素早く的確に対応することが求められますが、ゴルフは脳からの伝達通りに体を動かせる人なら誰でも上達の可能性を秘めています。

 そこで脳からの伝達通りにパフォーマンスする練習方法です。まず鏡の前に立って両目を閉じます。それから自分自身に脳から「右手を水平の位置まで上げる」と指令を出します。この辺りかなというところまで手を上げたら、目を開けて答え合わせをします。

 簡単そうですが、初めての人はたいていズレます。手を上げる位置は時計の針で考えるとやりやすいと思います。例えば真上なら12時の位置、水平なら9時の位置というようにです。この練習法は足もやります。鏡の前で手と同じように「右足を9時の位置まで上げる」というように指令を出します。あとの手順は手と同じです。

 脳からの指令と体の動きが一致しない場合は、鏡を見ながらここが12時の位置、ここが9時の位置というように感覚を体に染み込ませ、自分の感覚とのズレをなくしていきます。それから再度目を閉じて答え合わせ。これを繰り返します。

 ゴルフはスイング中の動きを自分で見ることができません。自分が動かしたいように体が動いていないことが多いので、脳の指令をしっかり動きに変えられればパフォーマンスは間違いなく上がります。

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