正岡竜二猛チャージで3位 キャディーを絶賛「すごいんですよ」

 「男子ゴルフ・ANAオープン・第3日」(14日、札幌GC輪厚=パー72)

 ツアー未勝利の正岡竜二(36)=グランデュール=が1イーグル、7バーディー、1ボギーの64と猛チャージをかけ、25位から首位と2打差の3位に上がった。時松隆光が69で回り、通算14アンダーとして初日からの首位を守った。石川遼は71と伸び悩み、首位から5打差の11位。

 正岡が、頼もしい相棒とともに優勝へ近づいた。前回大会(17年)優勝の池田勇太を担当したキャディー生活21年、輪厚では13年目のベテランハウスキャディーの泉さん(姓は非公表、自称・永遠の40代)だ。

 「すごいんですよ、あのキャディーさん」。正岡が驚きの表情で語った。17番パー5では上って下る複雑な20メートルのスライスラインを1発で決めてイーグルにしたほか、2~6メートルのパットをことごとく沈めて7バーディーを奪取。全て、泉さんの指示の通りに打った。

 正岡は東北福祉大で池田の2年先輩。今大会のキャディーを探していたところ、池田から泉さんの存在を聞き、ゴルフ場に頼んで担当にしてもらった。

 最終日最終組は2度目だが、プレーするのは今回が初めて。16年カシオワールドの最終日が雨で中止になったからで、くしくも優勝したのは池田だった。「池田は僕の2コ下だけど、ツアー21勝。教わることばかり」。勝ったら、また頭が上がらなくなりそうだ。

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