畑岡奈紗、首位と1打差2位発進 柳簫然へのリベンジVに闘志!連続バーディー締め

 「女子ゴルフ・TOTOジャパンクラシック・第1日」(瀬田GC北C=パー72)

 日米両ツアーを兼ねた大会で、畑岡奈紗(19)=森ビル=が7バーディー、1ボギーの6アンダー66を出し、金寅敬、申ジエ(ともに韓国)と並んで首位と1打差2位につけた。元世界ランキング1位で9月の日本女子オープンを制した柳簫然(韓国)が7アンダー65で首位。金世ヨン(韓国)、ミンジー・リー(オーストラリア)が5アンダー67で5位に並んだ。

 「奈紗ちゃーん!」。コースのあちこちから沸き上がる日本語の声援に勇気をもらった。畑岡は2番で5メートルを沈めると、超高速グリーンのスピードを完全掌握。5番で奥2メートル、17番は手前から7メートルをコトン。最終18番パー5は残り92ヤードの第3打を54度ウエッジで20センチにピタリとつけ、ショットでもバーディーを決めた。

 気温15度前後と肌寒い中で7つのバーディーを奪い、首位の柳簫然に1打差、日本勢最上位の2位発進。「母国の言葉で応援されると力になるなと思った。やっぱり“奈紗ちゃん”というのが一番ですかね」と屈託なく笑った。

 9月の日本女子オープンはその柳の前に苦杯をなめた。通算12アンダー2位に食い込んだが、柳に3打及ばす逃げ切り優勝を許した。予選同組となった今週は格好のリベンジ舞台。「(柳は)今日も安定したショットをしていて、自分もバーディーを取っていかないと離されるばかりだった。そういう意味では17、18番のバーディーは大きいです」と振り返った。

 勝負をかける残り2日間へ向け、状態はいい。「最近は調子がよくもなく悪くもない感じだったけど、今日はやっとスコアがまとまった。このコンデションなら明日も6アンダーは出せそう。日本開催なので日本人が勝った方が盛り上がる」と頂点だけを見つめた。

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