松山38位に後退 11番で悔し3パット

 「全英オープン・第3日」(19日、ロイヤルリバプールGC=パー72)

 24位から出た松山英樹(22)=LEXUS=は3バーディー、4ボギーの73とスコアを一つ落とし、通算イーブンパーの38位に後退した。56位で予選を通過した小田孔明は3バーディー、5ボギーの74で回って通算4オーバーの63位。首位から出たロリー・マキロイ(英国)は2イーグル、3バーディー、3ボギーの68で通算16アンダーに伸ばし、2位に6打差をつけて独走。タイガー・ウッズ(米国)は73で回り、通算3オーバーの58位と低迷している。

 ギャラリーからため息が漏れた。11番の松山は2打目をウエッジでピン奥2メートルにつけながら、まさかの3パットで三つ目のボギー。「悔いが残るが、やってしまったことは仕方ない」。気持ちの切り替えに努めたが、表情には歯がゆさがにじんだ。

 挽回を狙ったラウンドで、1番からかみ合わなかった。手堅く握ったはずのアイアンでのティーショットは右のラフにつかまり、2打目は引っ掛けて逆サイドの茂みに。6番パー3でも第1打をグリーン右のラフに入れるなど「フィーリングがずっと合わなかった」。ショットを最後まで修正できなかった。

 風は弱く、雨で湿ったグリーンはボールが止まりやすい、決して難しい条件ではなかった。12、13番でようやくバーディーを取り返したが、上位選手の多くが序盤からスコアを伸ばした第3Rに、一つスコアを落として38位に順位を下げたのは痛かった。

 「(ショットは)今年に入ってからずっと悪かった。ごまかしながらやっていたのが、ごまかしきれなくなっている」と松山。淡々とした口ぶりだが内容は深刻だ。「スコアを伸ばせるように頑張るだけ」という最終日に、明るい材料は少ない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス