厚底シューズが陸上長距離界を席巻!記録連発のヒケツは?
ナイキ社の厚底シューズが旋風を巻き起こしている。2017年に登場して以来、記録が次々と塗り替えられ、2020年は箱根駅伝の記録ラッシュで大々的に注目を浴びた。なんでそんなに記録が出るようになったの?
公開日:2020.2.16
テレグラフ紙はキプチョゲの「これらの靴は公平だ。テクノロジーは進化しており、それを否定することはできない」という規制に反対するコメントを掲載した。
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大迫傑(ナイキ)は自身のツイッターで「僕ら選手はあるものを最大限生かして走るだけ。それだけ」などとコメントした。
大迫「あるものを最大限生かす」厚底シューズ禁止の報道で
箱根駅伝2区で区間新記録を打ちたてた相沢晃(東洋大)は「ナイキが研究して作り上げた靴。(規制で)技術の進歩を止めてしまうのはどうかなと思う」。
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川内優輝(32)は「(選手は)シューズの問題でうんざりしている。アスリートの努力が認められるような本来の形に戻ってほしい」と願っていた。
川内優輝、本音ポロリ「シューズ問題うんざり」 自身は厚底使用せず
マラソン日本歴代2位の記録を持つ設楽悠太は、規制の話し合いが出て以後は「ノーコメント」としているが、日本記録を更新した2018年には以下のように語っている。
設楽の好調の要因の1つには「厚底シューズ」がある。「最初は考えられなかった。これで走るのかと」。
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「効率よく走れてスピードも全く落ちない。トラック(1万メートル)でも27分40秒台を出せる。昔の靴だと蹴らないと前に進まないが、今のシューズは履くだけで前に進む感じがする。疲労感も全然違って、毎週ハーフマラソンを走れるくらいのシューズ。今はあの靴がないと走れないくらい」。
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