厚底シューズが陸上長距離界を席巻!記録連発のヒケツは?

 ナイキ社の厚底シューズが旋風を巻き起こしている。2017年に登場して以来、記録が次々と塗り替えられ、2020年は箱根駅伝の記録ラッシュで大々的に注目を浴びた。なんでそんなに記録が出るようになったの?

公開日:2020.2.16

 「丸亀国際ハーフマラソン」(2日、Pikaraスタジアム発着)
 男子は小椋裕介(26)=ヤクルト=が1時間0分0秒で設楽悠太(28)=ホンダ=が持つ1時間0分17秒の日本記録を更新し、日本人トップの2位に入った。

ナイキ厚底シューズ、効果も負担あり 小椋「ケガのリスク高い」

 「これだけ記録が上がっているので使いこなせる人はタイムが上がるのではないか」と感想を述べた。

ナイキ厚底シューズ、効果も負担あり 小椋「ケガのリスク高い」

 一方で「骨盤周りへの負担がある。ケガのリスクがすごく高い。もろ刃の剣なので、使い方を間違えないようにしないと」と言い、練習では使わず試合のみ使用しているという。

ナイキ厚底シューズ、効果も負担あり 小椋「ケガのリスク高い」

ナイキが新作「マラソン2時間切り」シューズ発売へ

ナイキ新厚底が発売へ 関係者「とてつもなく速い」マラソン人類初2時間切りシューズ

 米スポーツ用品大手ナイキは5日、陸上長距離界で男女マラソンの世界記録更新など好タイムが続出し話題となっている厚底シューズの新モデルを29日に発売すると発表した。

ナイキ新厚底が発売へ 関係者「とてつもなく速い」マラソン人類初2時間切りシューズ

 「ヴェイパーフライ(VF)」の次世代モデルの「エアズームアルファフライネクスト%」。

ナイキ新厚底が発売へ 関係者「とてつもなく速い」マラソン人類初2時間切りシューズ

 今回、ナイキが発表した新シューズは、昨年10月の非公式レースで、1時間59分40秒を出したキプチョゲが履いていた試作品の市販モデル。規制を先読みしたかのように底の厚さ3・95センチ、プレートは1枚になっており、市販の条件もクリア。これなら、東京五輪での使用も可能となる見込みだ。

ナイキ新厚底が発売へ 関係者「とてつもなく速い」マラソン人類初2時間切りシューズ

 英紙ガーディアン(電子版)によると、新発売される厚底シューズを履いた関係者は「とてつもなく速い。ほんの少しの努力で、通常の靴より前に進む」と話しており、同紙は「従来モデルはランニング効率を4~5%改善するが、アルファフライは7~8%の価値があるかもしれない」としている。

ナイキ新厚底が発売へ 関係者「とてつもなく速い」マラソン人類初2時間切りシューズ

 記録が頭打ちだった時代とは異なり、技術の進化とともに、選手もさらなる記録更新へ気持ちが強くなっているように見えます。今後も記録ラッシュが見られそうですね。

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