東洋大21年ぶり予選会1位 宮崎快走!日本選手トップ4位 就任18年目で初体験の酒井監督「ほっとした」本戦でシード返り咲きへ

本戦出場を決めてガッツポーズをする東洋大(撮影・堀内翔)
日本人トップの4位でゴールした東洋大・宮崎
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 「箱根駅伝・予選会」(17日、陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園)

 各校上位10人の合計タイムで争われ、10校が本大会(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。21年ぶり予選会出場の東洋大が10時間31分30秒で1位となった。中央学院大が2分1秒差の2位で、10位法大までが予選を通過した。本大会は前回総合優勝の青学大などシード10校と、オープン参加の関東学生連合を加えた21チームが走る。2028年から本大会の出場枠が拡大されることに伴い、現行の予選会は今回が最後となる。

 秋晴れの下、一番に『東洋大』と呼ばれると歓声が巻き起こった。今年の箱根駅伝で14位に落ち込み、21年ぶりに予選会に臨んで1位通過。就任18年目で初の予選会だった酒井俊幸監督は「今日はほっとした。もう一度本戦で、高いところの景色を見たい」と、大舞台へ目を向けた。

 チームをけん引したのは、日本選手トップの4位でゴールインした宮崎優(3年)だった。前を走る留学生選手につき、先頭集団で積極的にレースを運ぶと、最後は一気にペースを上げて1時間1分5秒でフィニッシュ。「後半のアップダウンも得意。有利だなと思って強気な気持ちで走った」と胸を張り、酒井監督も「タイムは想定以上に稼いでくれた」と目を細めた。

 シード権を逃した1月、5区を走った宮崎は「チームにとってブレーキの走りをしてしまい、悔しかった」と振り返る。しかし「箱根の借りは箱根で返さなきゃいけない。予選会はトップ通過しないといけないと覚悟は決まっていた」と打ち明けた。チームでは『原点回帰』を掲げ、箱根の舞台に立つ権利を奪還した。

 本番に向け、戦いは始まっている。12日の出雲全日本大学選抜駅伝で強豪の走りを見た指揮官は「強いですね」と言いつつも「その中に入っていかなきゃいけない」と上位争いに食い込む決意。「山をしっかり攻略して、流れをしっかり取っていけば本戦でもある程度やれるんじゃないかと。5番、6番を狙っていきたい」と見据えた。

 「もう一度強い東洋大学を取り戻せるように。チーム一丸となって頑張っていきたい。泥くさく粘り強い走りができるように」と宮崎。4度の総合優勝を誇る強豪が、今回は笑顔で箱根を駆け抜けてみせる。

 ◆東洋大陸上競技部 1927年創部。箱根駅伝の出場は25年連続84回目となり、総合優勝は4回。初出場は33年で、総合10位だった。酒井監督は2009年に就任。11年から『その1秒をけずりだせ』をスローガンに活動している。主なOBは『2代目山の神』と呼ばれた柏原竜二さん、男子マラソン元日本記録保持者の設楽悠太(西鉄)、東京五輪マラソン代表の服部勇馬(トヨタ自動車)、19年4区、20年2区区間賞の相沢晃(旭化成)。

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