“ミスター・ラグビー”平尾誠二さん死去から10年 タグラグビー「平尾杯」開催 息子も感謝「父のことを覚えてもらっているのはうれしい」

多くの人が参加したタグラグビー「平尾誠二杯」
平尾誠二さんの息子、昂大さんも駆けつけた
平尾誠二さんへの思いを語る神戸・上ノ坊駿介
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 伏見工で全国制覇、同大で3連覇、神戸製鋼でも7連覇を達成するなど“ミスター・ラグビー”と呼ばれた平尾誠二さんが死去して間もなく10年がたつ。節目を前にメモリアルイベントとしてタグラグビー「平尾誠二杯」が17日、神戸市のKOBELCOスポーツパークで開催され、老若男女28チームが参加して熱戦を繰り広げた。

 平尾さんが胆管細胞がんで死去したのは2016年10月20日、53歳の若さだった。この日は息子の昂大さん(32)も駆けつけ、「10年たった今でもこうやって大きな会をやっていただいて、父のことを覚えてもらっているのは本当にうれしい限りです」と感謝した。

 父譲りの端正な顔立ちの昂大さんは26歳の時に父が設立にかかわったクラブでラグビーを始め、現在も千葉県のクラブでプレーしている。「このような会を通じて、多くの人にラグビーがおもしろいものだと知ってもらえれば」とラグビー人気の盛り上がりを願った。

 今季リーグワン初優勝を達成した神戸からも5選手が参加した。本橋拓馬(24)は現在もチームのロッカーに平尾さんの遺影が飾られていることを明かし、「神戸の黄金期を築いたレジェンドであり、神戸にとって大切な人。これからも語り継いでいければ」と「平尾杯」の継続を願った。

 今年7月に代表デビューを飾った上ノ坊駿介(23)は、「足が速くてキレキレでした」と平尾さんの現役時代のプレーを動画で視聴した時の印象を語り、「自分も平尾さんのように記憶に残り、憧れられる選手になりたい。平尾さん、大畑さんに続く神戸のシンボルになれるように頑張りたい」と口元を引き締めた。

 来季へ向けては「まずはコベルコでの2連覇が目標。“おもろいラグビー”を体現したい」と意気込み、来秋にW杯が控える日本代表としては「今年、代表でプレーさせてもらって世界の壁や世界との違いが分かったので、そういうものを見つめ直して、いいチャレンジをしていきたい」と、さらなる成長を誓った。

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