小島夢貴 男子400メートル個人メドレー大逆転金 ロスへ17歳超新星現る!パリ五輪銀・松下とのデッドヒート制した

 自由形で力泳する小島夢貴
 レースを終え歓声に応える小島夢貴
2枚

 「アジア大会・競泳」(22日、東京アクアティクスセンター)

 男子400メートル個人メドレーで小島夢貴(17)=豊川高=が4分7秒02の大会新記録で金メダルを獲得した。200メートルを制し、この種目では2024年パリ五輪銀メダルの松下知之(21)=東洋大=は4分9秒64で2位に終わり、2冠を逃した。初代表入りした新星・小島は、松下とのデッドヒートを最後の自由形で逆転し、2位に終わった200メートルの雪辱を果たした。

 “笑わない男”と周囲に言われるほど感情を表に出さない17歳が、この日ばかりは頰が緩んだ。初代表の高校2年・小島が、パリ五輪2位相当のタイムをたたき出し、400メートル個人メドレーで金メダルを獲得。20日の同200メートルでは0秒06差の2位で松下に敗れただけに、「一番はリベンジできてよかった。疲労感がある中で4分7秒ならタイムもいい」と充実感たっぷりに口角を上げた。

 平泳ぎで勝利を手繰り寄せた。前半200メートルは先頭の松下から約2秒遅れてターン。第3泳法の平泳ぎに突入すると、ひとかきひとけりで前に進み、距離を詰めた。最終泳法のクロールに入ると、差はわずか0秒03。「もらったな」。力を振り絞って腕を回し、五輪銀メダリストを撃破した。

 父は、06年ドーハ大会のリレー2種目で金メダルの貴光さん(45)。200メートルの後は「おめでとう。あと一本頑張ろう」と祝福とエールをもらっていた。この日は家族で現地観戦しており、目の前で“親子2代アジア制覇”の親孝行。小島は「うれしいです」と恥ずかしそうに顔を隠した。

 また、パリ五輪4冠で400メートル個人メドレーの世界記録を持つレオン・マルシャン(フランス)が、世界水連の活動の一環で来日し、会場を訪れていた。小島については「すごく成長スピードが早い」と一目置いている。

 4分2秒台を持つマルシャンのタイムはまだ遠いが、目の前で可能性を示せた意味は大きい。「一番高い目標。少しでも近づいて越せるように頑張りたい」と直接対決に燃える小島。伸び盛りの17歳が、五輪王者の目の前で、ロサンゼルス五輪のメダル候補に名乗りを上げた。

 ◇小島 夢貴(こじま・ゆめき)2008年12月20日、東京都練馬区出身。世界選手権代表の父・貴光さんの影響で、幼少期から競泳を始める。小学生から個人メドレーを専門とし、日大豊山中では全国JOCジュニアオリンピックカップの400メートルで優勝。卒業後から愛知・豊川高に競泳留学。26年日本選手権では400メートル、200メートルともに2位に入って初のシニア日本代表。8月のパンパシフィック選手権では、200メートル背泳ぎで金メダルを獲得した。178センチ。

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス