競泳 ヘルニア歩行困難で緊急手術…わずか4カ月で日本一 50平泳ぎV谷口卓「奇跡」

 「競泳・日本選手権」(5日、東京アクアティクスセンター)

 パンパシフィック選手権(8月、米国)の追加選考を兼ねて行われた。男子50メートル平泳ぎでは、24年パリ五輪代表の谷口卓(24)=MEIGI=が日本水泳連盟が定める派遣標準記録(26秒89)を突破する26秒84で泳いで優勝し、代表入りを確実にした。2位には27秒01で大橋信(枚方SS)が入った。

 手術を乗り越えて代表権をたぐり寄せた。谷口は力強い泳ぎでぐんぐん加速すると、最後は横一線のレースを0秒17差で制した。水面を激しくたたいて勝利の実感を込めると、「ここに立てていることが奇跡に近い。サポートしてくれた方に感謝したい」と大きくうなずいた。

 今年1月に椎間板ヘルニアが再発。痛み止めを服用して右足のしびれなどをごまかしていたが、次第に歩行困難な状態になり2月に緊急手術を受けた。愛知・名古屋アジア大会の代表選考がかかった3月の日本選手権は無念の欠場。「ここで腐る人間にはなりたくない」。悔しさをかみしめて奮起し、1500メートル平泳ぎなど苦手な練習にも取り組み、術後わずか4カ月で今大会に間に合わせた。

 パンパシフィック選手権の追加選考は、ほぼ確実。「手術は(28年)ロス五輪を見据えたもの。復帰戦と考えると100点だけど、勝たなきゃ楽しくない」。手術を乗り越えてつかんだ代表権を2年後につなげていく。

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス