阪神・村上 球団史上初の巨人戦3連続完封へ 同学年・山崎とのエース対決「粘り強く投げていきたい」11日先発
“真夏の天王山”の先陣を切る。阪神・村上頌樹投手(28)が10日、兵庫県尼崎市のSGLで投手指名練習に参加し、先発する11日・巨人戦(東京ド)へ向けて意気込みを示した。同率首位で並ぶ宿敵に対して、現在2試合連続で完封勝利を挙げており、3戦連続となれば球団史上初。親交の深い同学年・山崎とのエース対決を制し、首位攻防の「伝統の一戦」第1ラウンドを快勝で飾る。
決戦の時を前にしても、虎のエースは落ち着き払っていた。やるべきことは、いつもと変わらず、明快。村上は淡々と意気込みを語った。
「大事な試合なので、良い試合ができるように、先発としてしっかりゲームをつくっていきたいなと思います」
今季の対戦成績は4試合に先発して、巨人戦初黒星を喫するなど2勝2敗、防御率2・48とまずまず。ただ、直近2試合ではいずれも完封勝利をマークしており“Gキラー”ぶりは健在だ。球団の日本人右腕では1979年の小林繁以来という快記録にも「いや、たまたまなんで」と意に介さなかったが、いかに重要なマウンドになるかは理解している。「相手もいろいろ変えてくるかもしれないですし、準備をして、良い状態で臨めるようにしていきたい」と言葉に力を込めた。
負けられない理由がある。投げ合うのは、同じ兵庫県出身で同学年の山崎。大学日本代表の仲間として絆を強めた右腕とは今季初対戦となる。好投手であることを認め合う間柄だけに「なかなか点は入らないと思いますし、しんどい試合になると思うので、しっかり自分が粘り強く投げていきたいと思ってます」と気合。「個人としてもそうですけど、チームとしても阪神対巨人なんで、負けたくない。初戦、取れるようにやっていきたいです」と静かに闘志を燃やした。
勢いに乗る巨人打線については“虎キラー”の助っ人を警戒した。「やっぱりダルベックのところは注意しないといけないと思いますし、しっかりコースに投げていきたいなっていうふうに思っています」。今季は開幕戦を含め2被弾を浴びているが、完封した2試合は計7打数1安打、0打点と封じ込んだだけに、今回もキーポイントとなりそうだ。
2戦連続の逆転劇で連勝中の宿敵に対し、猛虎は9日・中日戦(京セラ)に2安打の1-0で辛勝し敵地へと乗り込む。「昨日(9日)の試合でも投手陣がゼロで粘っていたから、チカさん(近本)のホームランで勝ちましたし、自分も粘り強く投げていきたい」と右腕。まずは初戦を制し単独首位へ、エースの力投から、一気に連覇への勢いを加速させる。
