バスケ女子五輪代表の宮沢夕貴がバセドウ病公表 SNSに思いつづる「同じ病気で頑張っている方の力に少しでもなれたら」
バスケットボール女子で五輪3大会連続出場で21年東京大会銀メダルの宮沢夕貴(富士通)が1日、自身のインスタグラムを更新。「今シーズンは、私にとってこれまでのバスケット人生の中で、一番苦しくて、一番自分と向き合ったシーズンでした」などと記し、バセドウ病と診断されたと公表した。
シーズン中に心身ともに不安定な感覚があったという宮沢。「微熱が続いたり、尋常じゃないくらい疲れたり。ご飯をたくさん食べてもなかなか体重が増えなかったり、身体に力が入らなかったり」という日々が続き「病院に行った結果、バセドウ病と診断されました」と明らかにした。同時に「今シーズンは、その病気と向き合いながら過ごしていました」と振り返った。
自分自身をうまくコントロールできず「初めて本気で『練習に行きたくない』と思いました。試合会場で涙が出てきてしまったり、理由もなく不安になったり、自分でも自分が分からなくなる瞬間もありました」と苦しみをつづった宮沢。病気には気分の落ち込みや不安定さの症状が出ることもあると知ったといい「それを知った時、『自分が弱くなってしまったわけじゃないんだ』と思えて、少しだけ救われた気がしました」とも。「このことを公表することにも怖さがありました」というが、「でも、同じように苦しんでいる方や、近くに同じ病気で頑張っている方の力に少しでもなれたらと思い、今回こうして自分の言葉で伝えることにしました」と続けた。
現在は「体調が安定しない時もありますが、今は薬を飲みながら治療しています」という宮沢。苦しいシーズンを過ごしたからこそ「どんな状態でも変わらず支えてくれる方々の存在。寄り添ってくれる人がいること。そして、どんな時も応援し続けてくださるファンのみなさんの存在」に気づいたとし「みなさんの一言一言に、何度も救われました。本当にありがとうございました」と周囲の支えに感謝した。
2日には33歳の誕生日を迎える。「新しい一年は、もっと自分らしく、もっと笑って、もっとバスケットを楽しみたいです」と誓った。
バセドウ病とは甲状腺の機能が活発になりすぎることにより、甲状腺ホルモンが過剰につくり出される病気で自己免疫疾患のひとつ。新陳代謝が活発になり脈拍が速くなったり、発汗が多く、疲れやすく微熱などの症状が出る。また極端な体重の増減につながったり、女性患者の方が多い特徴などがある。
