前日本記録保持者・鈴木健吾が復活ののろし 大迫との新旧対決敗れるもMGC切符獲得 引退の麻緒夫人の分もロスへ「想いはあります」
「東京マラソン」(1日、東京都庁~東京駅前)
28年ロサンゼルス五輪、9月開幕の名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた大会が行われ、前日本記録保持者の鈴木健吾(30)=横浜市陸協=は2時間6分9秒の日本人2番手の13位でゴール。五輪代表選考会のMGC出場権を獲得した。日本人1位の大迫とは10秒差だった。
終盤の日本人トップ争いは新旧日本記録保持者対決となり、大迫との一騎打ちに。最後は突き放され、「独立してから、いろいろ練習させてもらったり、アドバイスいただいたり、プロランナーとして走る中で学んでいた。本当にプロフェッショナル。改めて力の差を感じた」と振り返ったが、「MGCを獲得できたのはよかった。ここからチャレンジングなレースができる。まずは自己ベスト更新を目標に頑張っていきたい」と復活への手応えを滲ませた。
21年びわこ毎日マラソンで大迫の記録を上回る当時の日本記録2時間4分56秒をマーク。しかし、その後は怪我もあり、苦しい状況が続いた。24年パリ五輪も妻の一山麻緒が出場した中で、代表入りを逃した。夫人が3月31日付での現役引退を表明した中、28年ロス五輪へ「今度は自分が」の想いとともに、復活ののろしをあげる走りとなった。
「(妻への)想いはあります」と明かし、レース後は夫人から労われ、笑顔を浮かべていた。





