朝乃山 特別な日に勝ち越した!恩師の命日に初めて幕内勝利捧げた 「自分がはい上がる姿を天国から見てほしい」首位と1差

 「大相撲初場所・11日目」(21日、両国国技館)

 再入幕の元大関朝乃山が平戸海を寄り切り、2024年春場所以来となる幕内で勝ち越した。亡き恩師の命日に、初めて幕内勝利を届けた。賜杯争いでも首位を1差で追う。横綱大の里は関脇霧島を寄り切り、連敗を3で止めて7勝目。豊昇龍は関脇高安をとったりで逆転して勝ち越した。新大関安青錦は伯乃富士を下手投げで退けて2敗を死守。大関琴桜は隆の勝に寄り切られ4敗目を喫した。2敗は安青錦、平幕の熱海富士と阿炎の3人で、3敗は豊昇龍、霧島、獅司、朝乃山、欧勝海の5人。

 特別な日に勝ち越した。1月21日は、富山商高相撲部監督の浦山英樹さんが2017年に40歳で亡くなった命日。朝乃山は「2018年から勝ったり負けたりだけど、自分がはい上がる姿を天国から見てほしい」と語った。不祥事、左膝重傷により史上初めて2度、三段目から幕内に復帰した。不屈の男は、言葉に感慨を込めた。

 3敗対決。相手の平戸海は場所前の稽古で大の里に勝っており「横綱とやって強くなっている。スピードが速い」と警戒していた。立ち合いで頭を付けられ、左前みつを許したが即座に対応。右を差して上手を取り、胸を合わせ盤石の形で寄り切った。「左を取られたが、右をねじ込んで(まわしを)切りながら出た。逃げる方向に体を寄せた」とうなずいた。

 恩師の命日は過去8年で1勝5敗2休。1勝は十両の頃。「前に出て止まるな」との言葉を体現し、幕内勝利を初めてささげた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「きょうは自分の形」と評価しつつ、大関経験者の復活には「全然戻っていない。もうちょっと体を絞り込んでいかないと。段階を踏んで、うまい相撲じゃなくて、強い相撲を」と語った。厳しい言葉も期待の表れだろう。

 首位とは1差。賜杯争いでも存在が大きくなりつつある。「意識していない。一日一番自分の相撲を取りたい」と平常心で、終盤戦に臨む。

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