王鵬、一層の飛躍を期す 今年は関脇昇進も満足せず

 大相撲の小結王鵬は29日、東京都江東区の大嶽部屋で出稽古の幕内阿武剋と18番取り、5勝13敗だった。今年は初場所で優勝同点の12勝を挙げ、関脇昇進も果たした。来年の初場所(1月11日初日・両国国技館)が三役3場所目となる25歳の大器は「現役でやっている間は満足できない。上を目指して頑張っていく」と一層の飛躍を期した。

 史上2位の優勝32度を誇る元横綱大鵬の孫。191センチ、180キロの大きな体を生かして真っ向勝負を貫く。内容面でも「しっかりと力がついてきて、不利な体勢でも闘えるようになってきた」と成長を実感している。

 30日が稽古納めで、年始は1月3日に始動予定。

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