アジア大会経費3700億円に 愛知知事公表、当初3倍超
愛知県の大村秀章知事は22日の記者会見で、来年県と名古屋市で共催するアジア大会とアジアパラ大会の経費は、現時点で約2980億円と明らかにした。さらに約700億円が必要とみられ、総額が約3700億円に上る見通しを示した。円安や物価高、人件費高騰を背景に、当初想定していた計約1千億円程度の3倍超まで膨らんだ。
大村氏は今後見込む700億円について、インフラ整備などの費用と説明。金額を精査中だとした。県債や基金などを活用し、予算確保に努めるとし「歳出削減や合理化努力は引き続きやっていく」と述べた。
大会による経済波及効果も発表。県内が1兆8177億円、全国が3兆6831億円とした。





