天理大2連覇!全勝対決制した ピンチをチャンスに変えた勝負強さ 上ノ坊「次の選手権に向けて頑張る」
「関西大学ラグビー、天理大47-15京産大」(30日、花園ラグビー場)
天理大が7戦全勝で2年連続14度目の優勝を果たした。京産大との全勝対決で7トライを奪い、47-15で快勝した。6月に部員2人が大麻取締法違反で逮捕されており、優勝会見で小松節夫監督(62)は不祥事をわびた。天理大、京産大、関学大の上位3校が全国大学選手権に出場。7位立命大、8位摂南大が入れ替え戦にまわる。
天理大がピンチをチャンスに変えて連覇をつかんだ。後半30分、スクラムをターンオーバーされても自陣からのカウンターでフランカーのサウララがトライ。後半ロスタイムには主将のSO上ノ坊が自陣から独走した。失点危機を得点に結びつける勝負強さがあった。
6月に部員2人が大麻所持で逮捕され、部は活動停止。小松監督は「(一時は)シーズンを戦えるのかどうか。リーグ戦に出させてもらえるだけでもありがたいことでした」と自ら不祥事に言及。上ノ坊も「あまり喜ばず次の選手権に向けて頑張るという思いです」と気を引き締めた。準々決勝(20日、ヤンマー)から登場する大学選手権で、強敵の関東勢に立ち向かう。





