大の里 師匠の元稀勢の里以来8年ぶり三段構え 豊昇龍とあうんの呼吸披露「いい経験になりました」

 上段で構える大の里(左)と豊昇龍(撮影・佐藤厚)
 中段で構える大の里(左)と豊昇龍(撮影・佐藤厚)
 下段で構える大の里(左)と豊昇龍(撮影・佐藤厚)
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 「日本相撲協会財団法人設立100周年記念 百周年場所 古式大相撲と現代大相撲」(7日、両国国技館)

 奈良・平安時代の宮中行事である相撲節会(すまいのせちえ)の形式にのっとった古式大相撲が30年ぶりに開催され、横綱大の里(二所ノ関)が三段構えを披露した。

 三段構えは番付最上位力士2人による相撲儀式。明治時代に確立されて以降、重要な儀式で登場。大の里は本然の構えである上段、攻撃を表す中段、防御を表す下段を、豊昇龍とともに演じた。

 師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と白鵬が17年に東京五輪関連イベントで演じて以来、8年ぶりの実施。「いい経験になりました。(豊昇龍と)あうんの呼吸でした」と満足そうに語った。95年の古式大相撲では貴乃花、曙が演じている。

 古式大相撲の催しとして、子どもによる童相撲、行司と審判は当時の呼び名で平安時代の宮中衣装に身を包んだ。舞人と雅楽が土俵を華やかに彩った。

 江戸時代の神相撲、天皇陛下の前で行われる御前掛かり土俵入りなども実施。歴史と伝統を体感した大の里は「相撲というものはすごいと、改めて感じました。伝統を守っていきたい」と誓いを新たにした。

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