世界陸上 中島ひとみのサクセスストーリーに「泣けてくる」初の世界舞台で予選突破!全国に知れ渡り「グッときたなぁ」

 「陸上・世界選手権・女子100メートル障害予選」(14日、国立競技場)

 初の日本代表に選出された中島ひとみ(30)=長谷川体育施設=は、し烈な3着争いに加わり、最中的に12秒88の6組5着で準決勝進出を決めた。

 ゴール後、電工掲示板に予選通過が表示されると、口を手で覆い、喜びを噛みしめた苦労人。中学校3年時に全国制覇してから、不振に陥り、苦しい時間が続いた。しかし、24年頃から徐々に調子を上げると、30歳になった今年、ようやく日の目を見た。日本代表カラーのサンライズレッドのTシャツを身につけた時には「ちょっとうるっときた。やっとこれを着られたんだという実感が湧いてきた」と感無量だった。

 レース後、中島は「もう本当にここに至るまですごく長かった。このユニホーム姿をたくさんの方々にみせられたことをうれしく思います。準決勝はもう当たって砕けろで全力で頑張ります」と笑顔。夫のハードル選手、豊田将樹も手を合わせて祈るように見守る中「彼がいなかったら、この舞台にこれていない。すごく支えになっている。彼の分までこの舞台で頑張りたい」と思いも語り、「同級生の真子も準決勝に残った。全力の笑顔で楽しみたい」と言う。

 ファンからも「今日初めて知ったのに中島ひとみ選手を見ているだけで泣けてくるのなんで 喜びを爆発させている人は本当に素敵だ」「ハードルの中島ひとみ選手可愛すぎておったまげた」「中島ひとみ選手 声がアニメだわ」「素敵なご夫婦のエピソードもグッと来たなぁ」と感動の声が相次いだ。

 中島は今季一気に飛躍。7月の日本選手権では2位。その後、フィンランドでのレースで日本歴代2位で、参加標準記録(12秒73)を突破する12秒71をマークし代表入りを果たした。「自分のドキドキ、ワクワクな気持ちを全てレースに込めたい。自分にしかできない走りをしたい。ここに至るまですごく長い時間がかかった中で、たくさんの人に支えられた。感謝の気持ちをぶつけたい」と意気込んでいた。

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