女子バレー 逆転負けで47年ぶり決勝進出ならず 主将・石川「勝てた試合」15年ぶりの銅メダル獲得へ3決は絶対勝つ!

 「バレーボール女子・世界選手権・準決勝、日本1-3トルコ」(6日、バンコク)

 準決勝が行われ、日本はトルコに1-3で逆転負けし、3位決定戦に回った。1978年以来、47年ぶりの決勝進出は逃した。石川真佑(ノバラ)や和田由紀子(NEC川崎)らの多彩な攻撃で第1セットを25-16と圧倒も、その後は2セットを連取され、第4セットはジュースの末に25-27で屈した。7日の3位決定戦で4大会ぶりの銅メダルを目指す。

 第1セットを先取したものの逆転負けし、47年ぶりの決勝進出を逃した。15年ぶりのメダルは3位決定戦までお預け。最後の佐藤のアタックがアウトとなり、タッチネットでのチャレンジも失敗。主将の石川は「勝てた試合。悔しい」と唇をかんだ。

 世界ランキング5位の日本は、同4位のトルコに第1セットからエンジン全開で挑んだ。準々決勝から絶好調の和田が強打で初得点。10-10では、佐藤が左からブロック2枚をものともしないアタックで均衡を破り、アクバシュ監督もガッツポーズで感情を爆発させた。15-16からは4連続得点。危なげなく取り切った。

 しかし、第2セット以降、雲行きはだんだんと怪しくなっていった。石川は「レシーブを崩された部分もあるし、攻撃でそれぞれ(個人のプレー)になった部分もある」と振り返った。第3セットでは11-15から6連続失点。15-24から石川のサービスエースなどで3連続得点と粘るも、最後は相手のクイック攻撃に沈んだ。

 崖っぷちの第4セット。24-21とマッチポイントを握ったが、24-25まで追い込まれた。佐藤が左から、ブロックをかわす強打をたたき込んで追いついたものの、最後は力尽きた。チーム最多22得点の和田は「全員で取り切る力が、まだ足りなかった」と反省。佐藤と司令塔の関は、悔し涙が止まらなかった。

 ただ、メダルを完全に逃したわけではない。3位決定戦で勝てば15年ぶりの銅メダルを獲得できる。和田は「チャンスはまだある。自分たちのやってきたバレーに自信を持って挑めればと思う」と前を向いた。涙は拭いて、最後の最後まで力を振り絞る。

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