バレー女子 日本がフランスをストレート撃破で通算7勝2敗に 新エース候補・佐藤淑乃が両チーム最多19得点、強烈スパイク、サービスエースで躍動

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-0フランス」(9日、千葉ポートアリーナ)

 2大会連続のメダルを狙う世界ランキング5位の日本は、今季国内初戦として同17位のフランスと対戦し、3-0でストレート勝ちした。

 過去5勝0敗の相手に、立ち上がりから5連続失点と苦しい展開。ただタイムアウト明けに宮部藍梨(姫路)が初得点すると、そこから主将の石川真佑(ノバラ)、和田由紀子(NEC川崎)らの強打でじわじわと差を縮めた。

 19ー21の場面からは、千葉市出身の佐藤淑乃(NEC川崎)が地元の声援を受けて躍動した。崩れたトスを打ち切って連続得点で同点に追い付くと、大きく体をしならせて放つ強烈なスパイクで、24点目も奪取。第1セットだけで8得点を記録し、チームに流れを引き寄せ、逆転劇を演出した。

 勢いが増した日本は、第2セットを25-16、第3セットを25-19で連続奪取した。第2セット終盤には、2012年ロンドン五輪銅メダルの大友愛さんの長女・秋本美空(姫路)が、コートイン。上がってきたボールを丁寧に打ち切り、6月のイタリア戦以来2試合ぶりの得点を決めた。価値ある1点を奪い、円陣では笑顔がはじけた。第3セットは終盤まで競り合う展開の中、佐藤のスパイク、サービスエースで突き放し、そのまま押し切った。佐藤は両チーム最多の19得点をマークした。

 10日は同34位で、過去99勝47敗と大きく勝ち越している韓国と対戦する。開催国のポーランドを含めて上位8カ国が参加できる決勝大会(23日開幕)進出が目標。国内初戦で好スタートを切った日本が、2連勝を目指す。

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