フィギュア 島田3A着氷V 右足裏痛でジャンプ悩み「かばったせいでよくない癖ついた」ジュニアGP初戦へ修正誓う
「フィギュアスケート・東京夏季競技大会」(24日、Dydoアリーナ)
ジュニア女子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)首位で、世界ジュニア3連覇の島田麻央(木下グループ)は、フリー145・16点、合計215・59点で優勝した。
冒頭の4回転トーループこそ両足着氷となったが、その後はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を含めて大きなミスなく滑りきった。前回のサマーカップから2大会連続で安定した演技を披露し、「4回転をミスしてから、トリプルアクセルを降りることができてよかった。4回転はもっと耐えられたので、うれしい思いも悔しい部分もある」と振り返った。
明かしていた右足裏痛は「今は痛くない」としたが、「ルッツ、トーループが今自分のジャンプになっていない。かばって飛んでいたせいで、よくない癖がついてしまった」と悪癖も出てしまっているという。「真上に高く飛べるように。タイまでに修正できたら」と、自身初戦となるジュニアグランプリシリーズ(GP)第4戦(9月9日開幕、バンコク)までの改善を誓った。
年齢制限で来年2月のミラノ・コルティナ五輪には出場できない。今季は名古屋市で開催予定のジュニアGPファイナル(12月)が目標だ。「精度が良ければ、もう1つ4回転トーループか(トリプル)アクセルを入れてもいいんじゃないかな」とさらなるレベルアップも見据えつつ、「まずは(4回転トーループとトリプルアクセルの)2本をそろえることを何試合もできるようにしたい」と足元を見つめた。




