琴勝峰は立ち合いで当たり勝って前に出て圧力かけているから引きも決まる 大の里に勝ったイメージ持ち続けて 武蔵川親方称賛 

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(27日、IGアリーナ)

 琴勝峰が1差で追っていた安青錦を引き落とし、13勝2敗で初優勝を果たした。2023年初場所千秋楽、貴景勝との優勝をかけた相星決戦に臨んだホープで、ケガの影響で十両に転落するなど停滞していたが一気に飛躍。昨年春場所の尊富士以来8場所ぶりの平幕優勝で、殊勲賞と敢闘賞とともにIGアリーナ初代王者に輝いた。3場所連続制覇を逃した新横綱大の里は大関琴桜を寄り切り11勝4敗。若隆景は霧島との関脇対決を寄り切りで制して10勝目。秋場所(9月14日初日、両国国技館)で大関とりに挑む。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は琴勝峰について「やっぱり立ち合いで当たり勝って、休まずに前に出て圧力をかけているから、引きも決まる」と称賛した。

  ◇  ◇

 琴勝峰は立ち合いも、その後の流れも良かったね。やっぱり立ち合いで当たり勝って、休まずに前に出て圧力をかけているから、引きも決まるんだ。優勝を意識していても、ちょうどいい緊張感だったんじゃないか。

 今場所は攻めが速かったね。来場所以降も、この相撲を取ればさらに楽しみだな。特に大の里に勝ったあの相撲のイメージを持ち続けてほしい。これまでケガもあったけど、元々、身長もあって力もある。三役から上も狙っていけるはずだよ。

 来場所、大関に挑戦する若隆景は今まで通り、落ち着いて、自分の相撲を取り切ることが大事だね。気持ちが乗ってきたときは強いし、地力があるから。ただ、来場所こそ大関とりは考えないで、一日一番に集中すれば結果はついてくるよ。

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