悪いクセがなかなか治らない大の里 こんなに逃げてばかりの横綱は初めて見た 武蔵川親方が苦言
「大相撲名古屋場所・12日目」(24日、IGアリーナ)
横綱大の里が結びの一番で取り直しの末、一山本を下して3敗を守った。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は大の里について「引いてばっかりでダメ。悪いクセがなかなか治らない。こんなに逃げてばかりの横綱は初めて見た」と苦言を呈していた。
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取り直しで何とか勝つには勝ったけど、大の里は引いてばっかりでダメだね。一番やっちゃいけないことなのに、悪いクセがなかなか直らないな。何よりも気持ちが土俵から逃げてしまっているんだ。こんなに逃げてばかりの横綱は初めて見たよ。
新横綱で土俵入りが大変だろうとか、豊昇龍が休場して一人横綱の重圧が大きいとか言うけど、そんなのは全然関係ないよ。横綱は勝って当たり前、負けたら騒がれる、そういう地位なんだ。横綱に上がったからといって、急に自分が変わるわけじゃない。今まで自分が取ってきた相撲を出し切るだけでいいんだ。
優勝争いは平幕2人が2敗でトップだけど、大の里にもまだチャンスは残っている。もう一度気を引き締めて、残り3日間、横綱らしい相撲を見せてほしいね。





