琴勝峰 番付目標は「上に、上に。とりあえず三役」優勝争いの感覚「分かってはいたけど、実感はなかった」【一問一答】

 「大相撲名古屋場所・千秋楽」(27日、IGアリーナ)

 琴勝峰が1差で追っていた安青錦を引き落とし、13勝2敗で初優勝を果たした。2023年初場所千秋楽、貴景勝との優勝を懸けた相星決戦に臨んだホープで、ケガの影響で十両に転落するなど停滞していたが一気に飛躍。昨年春場所の尊富士以来8場所ぶりの平幕優勝で、殊勲賞と敢闘賞とともにIGアリーナ初代王者に輝いた。以下、琴勝峰との一問一答。

  ◇  ◇

 -勝った瞬間はどう感じたか。

 「15日間相撲を取り切ることができて、ホッとした気持ちだった」

 -優勝争いの感覚はいつから湧いてきたか。

 「昨日、おとといぐらいまでは…。もちろん分かってはいたけど、実感はなかった」

 -23年初場所の優勝争いの経験が生きた。

 「力み過ぎないようにと、いうのはありました」

 -新入幕の弟・琴栄峰の存在は。

 「とても刺激をもらってますね」

 -場所前に肉離れを起こし順調さを欠いたこともあったが。

 「場所前にどんな感覚であってもやるしかないんで。思い切っていくということだけ」

 -次は幕内上位になる。

 「もっともっと地力をつけて、たくさんの方々に応援していただけるような相撲を取れるように頑張っていきたい」

 -番付の目標は。

 「上に、上に。とりあえず三役。そして、その先を見据えてやっていきたい」

 -IGアリーナの初代優勝力士になった。

 「光栄です」

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