来場所からは横綱の大の里 引き、はたきの動きはぜひ早く直してほしい 武蔵川親方が指摘
「大相撲夏場所・14日目」(24日、両国国技館)
2場所連続優勝を決め、場所後の横綱昇進が確実となった大関大の里は関脇大栄翔を押し出し、初日から14連勝。横綱豊昇龍は大関琴桜を寄り切り11勝目。関脇霧島、小結若隆景も11勝目を挙げ、大関への確かな起点をつくった。デイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方は大の里について「引き、はたきの動きはぜひ早く直してほしい」と苦言を呈した。
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大の里は内容的には褒められた相撲じゃないな。立ち合いで当たれているし、なんで、すぐ、はたいたりするのかな。
前から言ってるように、あれだけの体重があるんだから、誰が相手でもそう簡単に押し込まれたりはしないって。自分が右を差したり、押していけないときも、じっと我慢すればいいんだよ。
来場所からは横綱だし、あの引き、はたきの動きは、ぜひ早く直してほしいね。体重がある人こそ、後ろに下がったときに足首に負担がかかって、大きなケガをしやすいんだから。我慢して前に出てる分には、大きなケガはしないんだ。
千秋楽の結び、豊昇龍はとにかく、動き回ることだな。胸が合ってしまったら、今の大の里には勝てない。とにかく、お互いのいい相撲を見たいね。





