競歩・山西利和「金メダルを目標に」悔しい紆余曲折の2年間を回想 経験深みに3度目のVへ

 意気込みを語る山西利和
 意気込みを語る丸尾知司
 所属先の壮行会に出席した男子競歩の山西利和(右)と丸尾知司
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 陸上世界選手権東京大会に出場する男子20キロ競歩世界記録保持者の山西利和(29)と20キロ、35キロ代表の丸尾知司(33)=ともに愛知製鋼=が19日、愛知県東海市で取材会に出席した。山西は「優勝、金メダルを目標にしている」と3度目の優勝を誓い、丸尾は「(世界選手権の)最高順位である4位を超えていきたい」と意気込んだ。

 山西は紆余(うよ)曲折の2年間を乗り越えてきた。世界選手権3連覇を狙った23年のブダペスト大会で24位。昨夏のパリ五輪出場も逃し「一言では正直言えない」と、悔しさが詰まった期間だった。それでも「そうした経験を深みとして新たな自分の表現として形にできれば」と返り咲く。

 ベテランの丸尾は「場数は他の選手に負けない。感謝の気持ちを込めて合計55キロ駆け抜けたい」と決意を込めた。

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