流血の立ち合いで押し込むも暗転 紫雷「いい形になりすぎた」

 友風(左)にはたき込みで敗れた紫雷
 友風(左)にはたき込みで敗れた紫雷
2枚

 「大相撲夏場所・7日目」(17日、両国国技館)

 西十両8枚目の紫雷(木瀬)は、東同7枚目の友風(中村)にはたきこまれ、3勝4敗と黒星が先行した。友風は5勝2敗。

 立ち合いを頭から当たり、左ものぞかせて前に出た紫雷だったが、俵に右足をかけて片足で右に開いた友風のはたきに、両手を先についた。物言いがつくも軍配通り、友風が勝った。

 立ち合いで頭部から流血した紫雷は「上手は前褌(まえみつ)にひっかけるイメージを持っていたが、いい形になりすぎた。あれを食ってしまうのは反省ですね」と悔しそうに語った。流血は「ひたいは割れやすいので気にしていない」と語り、「15日取りきった後の成績が大事」と、巻き返しを誓った。

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