“りくりゅう”がSPに続きフリーも自己ベスト ミラノ五輪へ「練習はうそをつかない」「自分たちの一番得意な形で」

 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(19日、東京体育館)

 ペアフリーが行われ、3月の世界選手権を制し、18日のSPを自己ベストで首位発進した“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)がフリーで自己ベストとなる145・06点をたたき出し、1位となった。三浦は「今日はけがなく、失敗しても笑顔でいけたらいいねって話をしていた。最後まで笑顔で滑りきることができてよかった」、木原は「自分たちのパーソナルベストを更新することができたので良かった」と振り返った。

 ペア最終滑走で、世界王者の貫禄を見せた。1つ目のジャンプだった3回転トーループ-ダブルアクセル-ダブルアクセルの連続ジャンプを完璧に着氷。観客を一気に2人の世界に引き込むと、スロージャンプも成功させ「3連続が入ったことが一番大きかった。今シーズンはスローが不調で両足降りになっていたけど、ループはちゃんと降りられた」と振り返った。

 中盤の3回転サルコーは、2回転のダウングレードとなったが、フラメンコの情熱的な音楽に乗り、最後まで笑顔で滑りきった。

 演技後は木原がリンクに手とひざをつき、疲労困憊(こんぱい)。三浦がリンクサイドまで木原の手を引いて滑り、「かおちゃん(坂本)から、大型犬の散歩って言われました(笑)」と笑った。

 ミラノ・コルティナ五輪まではあと1年。三浦は「来シーズンもけがなく、シーズンの初めから滑り込んで行けたら、シーズンの後半にピークが持ってこられる。練習はうそをつかない。それを信じて楽しむだけ」。木原は「フリーの方は、もっと自信がでてくるようなアイデアがある。来シーズンに、自分たちの1番得意な形で挑んでいきたい」と力を込めた。

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