池江璃花子 今季は「50で結果残したい」代表選考開幕まで1週間 集大成ロサンゼルス五輪へ始まりの1年
競泳女子でパリ五輪代表の池江璃花子(横浜ゴム)が12日、新潟県長岡市内で練習を公開した。今夏の世界選手権(シンガポール)代表選考がかかる日本選手権(東京アクアティクスセンター)開幕まで約1週間。「今年は50メートルで結果を残したい。とにかく代表権が取れるように」と意気込みを語った。
拠点とするオーストラリアから4日に帰国し、10日から長岡市内で合宿を開始。前日はレース水着を着用して練習し、この日は軽く泳いで調整を行った。選考会では自由形とバタフライの50、100メートルの計4種目にエントリー。平井瑞希(18)ら若手の台頭もあるが、池江は「若さに負けないようなレースをしたい。1種目でも多く優勝ができるようにしたい」と目標を定めた。
決勝に届かなかったパリ五輪のリベンジがかかる28年ロサンゼルス五輪まで約3年。今は五輪翌年ならではの気の緩みや、指導を受けていたマイケル・ボール氏が突如中国で指導を始めるなど競技面以外の悩みが尽きないが、まずは目の前の選考会に集中していく。「2028年が集大成。けじめをつけて五輪に向かっていきたい。(今季は)『五輪に行きたい』よりも『五輪で結果を出す』という気持ちに切り替えられるような結果を出していきたい」と覚悟を示した。





